超越的な感覚で時間を伸ばし、思いを実現させる方法

超越的な感覚で時間を伸ばし、思いを実現させる方法 10


遅れそうな時に時間を伸ばして、時間に間に合う方法

 まず時計を見て時間を確認します。そうしてこの時間に間に合うように集中します。
 それから、リラックスして間に合ってよかったというイメージをします。できるだけリアルに、自分の目蓋に映画のスクリーンを思い描いてイメージします。

 次に十分イメージを思い描いたら、そのイメージの映像をぱっと消します。テレビのスイッチをオフにすれば、画面がぱっと消えることを想像して。イメージの映像がいつまでも残っていると、恐ろしい思考が働いて、無意識にとんでもないネガティブな想念をつくりだしてしまう危険性があるからです。うまくいかない場合は、このネガティブな想念の方が勝ってしまうからです。

 最後に、外の風景に視線を移します。あそこに丘がある。向こうに大きな木があるなど風景を眺めます。そうして、もう一人の自分が、聖なる高見から今行なっている一部始終の自分の姿を俯瞰するのです。不安にとらわれずに、自分の行動や感情を批判したり、抑圧しないで、ただ眺めるのです。
 この三つを、目的地に着くまで繰り返してやってください。時間が伸びて、ちゃんと時間に間に合います。


自分の望みを実現する方法

 最初に、自分が望むことが、誰かを傷つけたり、何かを損なったりしていないことを選びます。そしてその望んだことに集中して、強く思います。
 自分が望んでいることで、自分がいかに得をするかを考えるよりも、周りのすべてに恩恵をもたらされるかを考える気づかいを見せるだけで、自分が望んだ結果をより確実に実現します。
 次に、実現したいと思っていることが、あらゆる面ですでに実現したとイメージします。そのとき、どのように実現したのかについて、なんらかの説明が頭に浮かんだら、すぐさま追い払います。ただ実現したゴールを思い描いて、その他の枝葉末節な説明は無視します。
それから、もう一人の自分が、今やっていることを静かに俯瞰するのです。以上を朝と夜に繰り返し行います。
大切なことは、瞑想してリラックスし、実現したイメージを思い描くことです。そこに観察者効果が働くからです。意識したこと(思ったこと)が、現実に実現するのです。

 思い出してください。「観察者効果」では、観測すると波動関数の収縮が起きて、波だった光子がすぐに粒子になります。さらに不思議なことには、検出器を置くだけでも、波は粒子になるようです。波動関数は、人間の頭脳が何も見ないというだけで収縮し、見られることを察知してしまかのようです。
そのような観察者効果を研究して、リチャード・コン・ヘンリー教授は、2005年に学術志「ネイチャー」に「精神宇宙(The Mental Universe)」という論文を発表して、「物理学者は宇宙が“精神的”なものであることを認めざるをえなくなっている」と指摘し、「この宇宙と現実は精神的なものだ」と結論づけています。

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