三井さんの死が教えてくれたこと

三井さんの死が教えてくれたこと 8


記録された意識は、どうなる?
 三井さんの量子真空に記録された意識は、どのようになっていくのでしょうか?
 記録された意識は、量子真空に波動として残るのです。ただ残るのではなくて、記憶となって進化していくと思われます。ちょうど地表で風が吹くと、湖面がさざ波になって動いていくように、地表の風が止んでも、さざ波はずっと先まで動いていきます。それと同じで、現世で死んでも意識は波動となって、量子真空の世界で進化しながら生きていくのです。
 138億年前に、量子真空から生まれた宇宙は、その量子真空に宇宙のすべてを記憶しています。その記憶の進化の過程は、ヨーガでいう真我(個我・魂)が成長して、やがて宇宙意識と一体となる、ブラフマン(梵)とアートマン(我)が一体となる、梵我一如の古代インドのウ゛ェ―ダの世界と共通しています。

 その138億年かけて進化した宇宙意識は、自分と他者を分けない、自分と世界を分けない自他一体の意識です。対立のないワンネスの世界です。愛しかない愛一元の世界なのです。

 そう考えると、量子真空には、そこには地獄はありません。自我が無くなることで、恐怖や不安や心配がまったくなくなりますから、皆さんが肉親や親族や友人を亡くされても、本当は心配する必要はまったくないのです。

 そして、先に亡くなった親や親族や友人に再会できるのです。先に亡くなった人たちは、超自我意識になって、愛一元の宇宙意識と一体となっていますので、私たちが亡くなっても、私たちの自己意識を感じとり、故人は生前の姿、形や声などをホログラム原理で再生して会ってくれるのです。そのとき私たちは、光と至福の存在に包まれた故人に会って感動することでしょう。

祈りの力
 肉親を亡くされた人たちは、肉親に、残された者たちへ安全に見守って欲しいという気持ちをもつことでしょう。
 そう思ったあなたは、亡くなった肉親に 「家族を安全に見守って欲しい」と祈ることです。祈りの想念や、アファメーションの想念が、量子真空につながり、肉親の超自我意識へ通じて、必要な情報やよい情報を、こちらの現実世界にシンクロニシティか量子もつれを起こして引き寄せてくれるからです。祈りの力は、量子真空につながります。祈ることで、肉親は実際に見守ってくださいます。


一輪の花のように

あなたは 生きた
かけがえのない時を、神から与えられた時を、
永遠のカイロスを、
あなたは 生きた
あなたが生きた波動の記録は、記憶となって、
量子真空を、宇宙と共に進化しながら、
これからも生きていく
あなたは 宇宙と一体となり、
永遠のカイロスを生きていくのだ!
そこには、悲しみもなく、死も存在しない



2022年12月6日       望月 勇


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