コロナ禍の自粛生活で、想念を検証する

コロナ禍の自粛生活で、想念を検証する 10


 そこで、このようにアファメーションを使うことができるという幾つかの例をあげますので、ご自分で自身のアファメーションをつくって実践してみてください。自分自身のアファメーションは、あなたの最強の武器になります。

 たとえば、今日、午後3時に大事な仕事の契約交渉があるとします。そのような時のアファメーションは、こうなります。
 「今日、午後3時の契約交渉は、成功しました。ありがとうございました」、と朝起きて、声にだして3回、唱えます。「成功しますように」、ではありません。「成功しました」、と断言するのです。「成功しますように」、では成功しそうな状況が実現して、ちっとも成功した結果まで行かないのです。最後に、「ありがとうございました」、と自分を生かしてくれている宇宙の大いなる力に、お礼をいうのです。実現する前に、先にお礼をいうことで、すでに実現したことを認めたことになるからです。

 一方、あなたの経験の一部を当然、拒むこともできます。あなたが迷惑を被っている人や事柄や出来事に対して、常に 「イエス」 という必要はありません。
 たとえば、あなたに嫌がらせをしている人がいるとします。
 そのような時は、「○○さんは、私の目の前から消えていなくなりました。ありがとうございました」 とアファメーションします。アファメーションとは、「わたしは無力で何もできません。すべては天の定めです」、と静観することではありません。

 また病気で悩んでいる人にも、アファメーションを以下のように活用できます。
 「私は、輝くばかりの健康体になりました。ありがとうございました」 
 「私の○○は、治りました。ありがとうございました」
 アファメーションは、肉体をもった自分自身を受け入れて、自分の病気は自分の意識によってつくられていることを理解し、自分の細胞に同調するので、生物学的には健康につながるのです。
 オーケストラの指揮者は、楽団員それぞれの役割を活かしながら、調和のある一つの音楽を創り出すリーダーです。
 あなたの意識がオーケストラの指揮者とすると、身体の37兆個の細胞は楽団員です。指揮者が、楽団員にそれぞれの役割を活かしながら能力を指揮させるように、あなたの意識や観念は、細胞に大きく影響を与えます。意識は、あなたの細胞が健康体であることを肯定すると、身体の細胞は器官を助け、健康体になるように働きかけます。
 量子は、意識した通りになるので、ミクロの分子レベルで意識通りになりますが、マクロの細胞レベルでも同様な現象が起きることが確認されています。
 どんな健康策を講じても、あなたが身体の性質を信頼していなければ、その不信感が身体中に伝わります。「何で私の体はこんなにひどいの」 と身体を卑下すると、細胞や器官は、あなたに信頼されていないことを知り、優しくしてくれるどころか反抗します。

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