コロナ禍の自粛生活で、想念を検証する

コロナ禍の自粛生活で、想念を検証する 12


 海外に住んでいると、日本の震災被害のニュースを知った外国人が、なぜそんなに地震の多い危険な場所に住むのかと、日本人である私に質問されます。
 今なら私はこう答えます。日本人の繊細な感性は、地震が放つエネルギーに惹かれるからですと。
 日本国土の活断層の地図を見ると、東西南北に走る大きな断層があり、その周りを大小無数に活断層が走っています。日本列島にいると、感情の起伏が激しくなり、強い創造性と革新性を備え持ち、感性豊かになるのです。
 理由は、地震を引き起こす活断層の上の大地には、プラスとマイナスのエネルギーが押し合って、地表にゼロ磁場を作ります。そのゼロ磁場の上に生ものを置いても何日も腐らなかったり、水(お酒)を置くと味がよくなったり、その場所にいるだけで体調が良くなったり、感性が研ぎ澄まされたりする色々な効果があるのです。
 そのようなことを考えると、日本列島の地震多発地帯に住んでいる人々は、地震が起きると分かっていても、無意識のうちに、そういう場所に引きつけられて、自分で選んで生まれてきたともいえます。日本人の量子の中には、自分自身に風穴をあけるような、新鮮な刺激を必要とする、感性豊かな波動を宿しているのかもしれません。
 縄文時代から始まって現代まで、芸術から伝統芸能まで、狭い国土に、こんなに感性豊かな文化がひしめき合っている国は、他には見あたりません。
 多くの外国人が、日本の武道や伝統芸能や食文化や工芸品などに惹かれてやってきますが、みんな感性豊かな人々ばかりで、日本人の感性と活断層が放つエネルギーに魅かれてやってくるのです。感性のない人は、わざわざ危険な地震多発地帯にはやって来ません。

 今まで私が長々と述べてきた結論は、私たちが肉体をもってこの世に存在している間は、自分のエネルギーが感情や観念に変換され、すべての経験を引き起こしているということです。それを理解し、自分が抱いている感情や信念や観念に気づき、もしそれが自分を束縛していることが分かったら、潔くそれらを捨てて修正できるということです。

 私が量子論を知ってよかったと思うのは、この世は絶対で一つしかないと思い込んでいた壁を、取り払うことができたことです。
 量子論では、時間は過去にも未来にも移動することができるので、私は、時間の中で、様々な場所に自分がいます。現在にもいるし、未来にもいます。これは多次元的な人格存在といえます。またこの世界以外に、パラレルワールド(並列の宇宙)があり、もう一人の自分が住んでいる世界があるかもしれないのです。こう思うと、私の心は一気に解放されました。人生が、生きていることが、何か楽しくなりました。
 どうか皆様も、コロナ禍の自粛生活の中で、心を明るい方へ向けて生活してください。


2021年12月20日           望月 勇

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