竹富島で日本人のルーツを考える

空海の洞窟での体験 1


室戸岬へ 

 今年(2026年)3月下旬に、予定が空いていたので、こっそり四国の高知へ行きました。10月に洞川(どろがわ)温泉、弥山の合宿があるということで、大峰山の山岳修行のことを理解し、役行者(えんのぎょうじゃ)の100年くらい後に、空海も若い時に大峰山で山岳仏教を実践していたと知り、高知の室戸岬の空海の洞窟に興味を持ったのです。

 人間には、肉体と精神があります。今、テレビや雑誌では、人生100年、いかに健康で長生きすることばかり考えられていて、確かにお元気な高齢者がいっぱいいて自分の健康を誇っています。それはそれで素晴らしいことです。でも私は、健康で長生きすることだけでいいのだろうか? 精神面ではどうだろうか? とつい疑問を持ってしまいます。

 さて高知へ出かけました。前もってタクシー会社に依頼して、貸切で室戸岬まで走りました。タクシーで飛ばしても4〜5時間はかかりました。室戸岬は不便なところで、人影もないし閑散としていました。


空海の洞窟

 ごつごつした岩壁に、洞窟は二つありました。一つは御厨人窟(みくろど)といい、もう一つは神明窟(しんめいくつ)といいます。
 神明窟の洞窟は浅く、空海は修行の場に使っていたようです。一方、御厨人窟は奥が深く、生活する場所に使っていたようです。

 この御厨人窟(みくろど)が、19歳の青年が寝泊まりしていた洞窟で、そこからは空と海しか見えません。それで若き修行者、真魚(まお)は、空海と名前を変えたといいます。
 洞窟の一番奥の天井を見上げると、10メールくらいありそうです。真っ暗な空間のゼロ・ポイント・フィールドから来る波動と、脳の中にあるマイクロチューブル(微小管)と共鳴して、宇宙空間へと広がる感覚がありました。意識が「量子もつれ」で脳に現れて、宇宙と瞬時につながっている感覚です。

 空海は、この感覚を体験して密教の真髄をつかんでいたに違いないと、私は確信しました。
 中国(唐)で師事した密教の師は、長安の高僧恵果でした。恵果は「あなたに来てほしいと長く待ち望んでいた」と告げ、密教奥義のすべてをわずか数ヶ月で伝えたといいます。
 恵果は、空海が現れることは、量子もつれでわかっていたのです。また空海が数ヶ月で密教奥義のすべてを理解できたのもゼロ・ポイント・フィールドと共鳴できたからです。

 気がついたら上の天井岩を見上げて30分くらい経っていました。首が痛くなり、そのあとクラクラして倒れそうになりました。
 ここは何もないので、興味を引くものもなく、私がいる間は誰も来ません。ただ波音が聞こえるだけで、静寂そのものです。
 高野山にヨガ合宿で何度も行っていますが、空海は余りにも偉人過ぎて、今まで親しみを感じませんでしたが、今回の体験によって空海を一番身近に感じました。