内臓でヨーガをやるとはどういうことか？ 5
感想文２
「先日のエッセイを読んで 自分の生活を振り返った感想をお伝えします。
私は コロナの影響による社会変化に、ストレスを感じます。近所を歩けば必ず2件3件と 閉店になった店を見つけます。 人が居なくなり、空っぽの店が取り壊される風景に 誰かに責任を問う訳にもいかず寂寥感に包まれます。行き交う人はマスクを付け、私は見ていて苦しくなります。 私もマスクをしますが呼吸が浅くなりイライラします。家に居る時は リビングで長時間椅子に座り キッチンで料理を作り あとはゴミを外に出す、という極めて狭い範囲で行動し、その繰り返しで曜日の感覚がなくなってきています。
昨年の春頃は 必死にコロナ感染の情報をネットやTVで追っていました。この状態が長期化すると理解してからは 国から発信する情報に懐疑的になり 自ら自分の感情に制御をかけたようになりました。
ニュースも見る時間は減り 斜に構え 現状を受け入れているけど、自分から溌剌さが失われていくのを感じています。
先生のエッセイを読んで、私はネガティブな感情の中で 時間をのっぺりとしたクロノス的に過ごしているのに気付きました。
毎日が単純で怠け癖がでてきてます。でもウイルスに付け入る隙を与えてはならす どこかで怯えながら、ため息混じりに家に籠っています。すると昔よりテレビはつけて パソコン見たりして時間を潰していました。そんな自分は好きではないのを承知で、毎日時間に流されています。
そんな折望月先生のヨガ教室に参加しました。
今回の先生のヨガには 合宿で習ったムドラー体操が加わりました。
肩こり解消の動画はYouTubeにも沢山出ています。見ると確かに使用している筋肉部位はムドラー体操と同じですが、高速でぐりぐり肩周りを動かしています。人によってはそれも良いかも知れないけど、私は直感でそれは違うと思っています。
ゆっくり呼吸しながら動いて 身体に感じる気の流れを瞑想的に感じながら行う。これは身体が喜び 内臓まで届く体操だと思います。
決して派手でなく それでいてリンパの通る鎖骨近辺をゆるめ 肩甲骨周り僧帽筋迄大きく動かし 呼吸をしながら肋骨や肺にまで刺激を与える。まさに細胞レベルの動きです。
先生のヨガは 他のヨガと異なり、宇宙と繋がる気を含め教えて下さいます。
先生が、気を送ります、とおっしゃると、本当に気が飛んできて私の身体は動いてしまいます。
理屈では解りませんが、私の場合丹田に飛んできて 急激に後退りがはじまります。両足が押され滑らないようにバランスを取るのがやっとです。この現象は直接細胞レベルに気が到達してしまう証です。こればかりは 残念ながらDVDでは味わうことができません。
望月先生のヨガ教室以外には起こり得ない カイロス的な体験です。
（略）
また先生のヨガ教室に参加させていただきます。」
２０２１年３月５日 望月 勇
