竹富島で日本人のルーツを考える 2
竹富島でのヨーガ
今回は、竹富島でのヨーガ合宿になりました。特に、夜8時から9時半までのヨーガが印象的でした。
夜、宿を出ると真っ暗でした。村に街灯がないので、道も両側に積まれたサンゴ礁の石垣も、まったく見えません。きっと晴れていれば星空を見ることができたでしょう。
この暗さで、アフガニスタンを思い出しました。イランから緩衝地帯を抜けるバスでアフガニスタンに入りましたが、当時はアフガニスタンには電気がなく、ランプだけでした。宿屋から外にでると、まったく何も見えない闇です。それを思い出しました。
そして、古代縄文人の暮らした闇夜を想像しました。
この闇夜と静けさが、竹富島のヨーガを際立たせていました。気功の呼吸法の後に、自分の手のひらや、相手の手のひらの気を感じると、圧倒的な気を感じることができました。
これには、二つ理由が考えられます。一つは、竹富島の縄文時代の静けさです。もう一つは、ハイパーソニックサウンドを、皮膚や内臓で感じるからです。ハイパーソニックサウンドは、人の手が入らない太古の森から出る、 耳には聞こえない高周波の音です。これを皮膚や内臓で聴くと、免疫力を高め、病気を癒し、心が至福に満たされ、音楽が魂に響き、時にはトランス状態になります。
その後に、瞑想をしました。この時の瞑想は、呼吸に集中してから、自分の人生において感謝したい人物などを思い浮かべて、「感謝の気持ちを伝えたい」 と心の中で唱えます。感謝は、「認知機能の最高のかたち」 で、覚醒と瞑想の2つを融合させた状態なのです。
次に、もう一人の自分(真我)が、自分の人生を眺め、思い浮かんできたものに対して、「感謝の気持ちを伝えたい」 と心の中で唱えます。
そうして、深い感謝の気持ちを、心臓から頭へ、頭の天辺から宇宙へ上昇させます。
この感謝を繰り返すと、脳に自然にガンマ波が生じます。このガンマ波は、高い次元での覚醒と関係していて、サマーディ(覚り)の境地と同じものになるのです。
芦屋に、私のヨーガを日々行なっている105歳のご婦人がいます。彼女の枕元には、『いのちの力』 が置かれていて、赤線がびっしり引かれています。
彼女は、朝起きると、先祖代々、ご家族、友人のお名前を書いたノートを見て、ひとり一人に感謝の念を捧げるそうです。ぜんぶ終わるのに1時間以上かかるようです。