宇宙の叡智―レンマ的知性について (3)
心を癒すレンマ的知性
宇宙の叡智はレンマ的知性であり、宇宙の心的現象をすべて包んでいるといいますから、レンマはロゴスも包んでいます。日常では、ロゴス的知性を使って生活していますが、悲しみに襲われると、ロゴス一辺倒になってレンマ的知性が働かなくなることがあります。そのような時、レンマ的知性に気が付かされると、心が癒されることがあります。最近、そのことを体験させられました。
3年間、闘病していた５０代の女性Hさんが、先日お亡くなりになりました。ご家族のことを思うと胸が苦しくなりました。気功の施術をしてあげて、きっとご回復すると思っていたので、残念でなりませんでした。彼女は、１８年前になりますが、私の母が亡くなり、東京から実家へ帰るお昼のお弁当に、お結びを作って持ってきてくれた優しい心の持ち主でした。そのお結びと形が、きっとお結びなど作ったことがないのでしょう、童女の作ったような微笑ましいお結びでした。そのようなことが、昨日のように脳裏を去来し、またHさんのメールを思い出しては、自責の念に駆られていました。
Hさんのメールの思い出
Hさんの心は、病気になってからどんどん深化していきました。
「今回は『自分の選択』であったと言いましたが、逆で、実は人の言葉に惑わされて自分の直感通りに行動しなかった結果、少し病状が重怠くなってしまい、とても悔しい想いと、これからは己の直感意識のみ、と強く思っています」 とHさんは、自分で考えることの大切さを学んで行きました。
「宗教を避ける方もわかりますが、私は何かのご縁か、キリストを親しく想います。そして先生が仰せの如く、全ての根源はひとつ」 と書いて、
「聖書の『生命を捨てざれば、生命を得ず』 『人は(水と霊によりて) 新たに生ずれば、神の国を見る事叶う』、子供の頃から不思議な言葉でした」 と問いかけ、私は、
「聖書のお言葉どおりです。ヨーガでは、『瞑想の中で本当は我々は死ぬのである』 といいます。より高い自己として、宇宙意識の中で生きるために死ぬという意味です。
キリストも、瞑想で死ぬことによって、『私と私の父は一つである』 といわれました。
瞑想でエゴをなくし、私たちはよりよく生きるために死ぬのです」 と答えました。
「先生が仰っしゃる、真我と繋がって(状況はどうであれ、肉体に囚われず)至福の心
で満たされる、という事なのかなぁ、と腑に落ちた感じです。今の肉体がどうであれ、私の真我は完全完璧円満健康、と先生が仰るのが響いて来ます」
「意味深いお言葉を頂き、誠にありがとうございます。やはり全てはひとつ、宇宙と繋がって、宇宙意識の中で生きてゆく。その道もたがわぬのですね。先生のお言葉で、より分かりやすく感じられます。そして、私が今歩んでいる道で良いのだ、と思える事は(現象面からすると) 本当に幸せなのだと思えます。明日、感謝して先生の気を受信しながら化学療法を受けます」
Hさんは、化学療法の副作用に苦しみました。そして、しばしばその苦しみを訴えてきました。そのような時、私は、Hさんへ以下のように返信しました。
「キリストもそうですが、苦しみや苦悩が強ければ強いほど、父と完全に一体となれたのです。
Hさんの体験している苦痛は、真我と一体となるための試金石とお考えください。気を送りますので、瞑想をして、心身をコントロールしてください。
宇宙に、神に、このような試練をお与えくださり、ありがとうございます、と感謝してください。そのように生きるHさんが、私には、神々しく見えます」
「先生のメールを見て、涙が止まりません。森の緑と溶け合って 美しい木漏れ日の景色を見せてくれました」
「心強い、深く温かいお言葉を、ありがとうございます。いつも、私の心に留め置きます」
またHさんは、瞑想を深めていきました。
「今、瞑想を終え、自己の肉体への想いは不思議な程、平坦平安です(今まで、数値何千と上がり症状現れると、身体にばかり気持ちが囚われて心がグラグラに揺れていましたから、ちょっとは進歩かも) 」
「新たな生命とは、先生がいつも仰っる宇宙 真我と心が繋がって、生かされている至福を感じる喜びなのですね。己の命と向き合ってはじめて、少し分かる感じがします。そう考えると、今回の事も意味深いのかも、と思えて来ます」
「苦しんでいる時、瞑想して初めて、光を見ました。すると、痛みが消えて楽になりました。初めての体験でした」
「瞬間、意識が少し転換されるのを感じました。肉体レベルで考えては誤ってしまいますね。魂が磨かれて、真我一体を目指す道を歩んでいるのですね。辛いと、意識がそれて、道を忘れかけてしまいます。 瞑想を続けて、宇宙に感謝します」
「 暫くお腹が重くてヨガ出来ていませんでしたが、今日DVD付けてみました。ポーズは半分位しか出来ませんでしたが、気功は座って、呼吸法も出来る範囲ですると、シャバーサナで、今まで何回かしか感じてなかった深いリラックスが出来て、半意識で身体の芯を感じながら30分も経ってました。気持ち良かったです。この感覚、これだ！と思いました。このリラックスを頻繁に、出来れば毎日感じていけたら、何か身体の中から変わる気がしました」
「お腹が重くても、怠くても、日々DVDをつけてみようと思います。気持ちも明るい方に向きますね」
宇宙の叡智はレンマ的知性であり、宇宙の心的現象をすべて包んでいるといいますから、レンマはロゴスも包んでいます。日常では、ロゴス的知性を使って生活していますが、悲しみに襲われると、ロゴス一辺倒になってレンマ的知性が働かなくなることがあります。そのような時、レンマ的知性に気が付かされると、心が癒されることがあります。最近、そのことを体験させられました。
3年間、闘病していた５０代の女性Hさんが、先日お亡くなりになりました。ご家族のことを思うと胸が苦しくなりました。気功の施術をしてあげて、きっとご回復すると思っていたので、残念でなりませんでした。彼女は、１８年前になりますが、私の母が亡くなり、東京から実家へ帰るお昼のお弁当に、お結びを作って持ってきてくれた優しい心の持ち主でした。そのお結びと形が、きっとお結びなど作ったことがないのでしょう、童女の作ったような微笑ましいお結びでした。そのようなことが、昨日のように脳裏を去来し、またHさんのメールを思い出しては、自責の念に駆られていました。
Hさんのメールの思い出
Hさんの心は、病気になってからどんどん深化していきました。
「今回は『自分の選択』であったと言いましたが、逆で、実は人の言葉に惑わされて自分の直感通りに行動しなかった結果、少し病状が重怠くなってしまい、とても悔しい想いと、これからは己の直感意識のみ、と強く思っています」 とHさんは、自分で考えることの大切さを学んで行きました。
「宗教を避ける方もわかりますが、私は何かのご縁か、キリストを親しく想います。そして先生が仰せの如く、全ての根源はひとつ」 と書いて、
「聖書の『生命を捨てざれば、生命を得ず』 『人は(水と霊によりて) 新たに生ずれば、神の国を見る事叶う』、子供の頃から不思議な言葉でした」 と問いかけ、私は、
「聖書のお言葉どおりです。ヨーガでは、『瞑想の中で本当は我々は死ぬのである』 といいます。より高い自己として、宇宙意識の中で生きるために死ぬという意味です。
キリストも、瞑想で死ぬことによって、『私と私の父は一つである』 といわれました。
瞑想でエゴをなくし、私たちはよりよく生きるために死ぬのです」 と答えました。
「先生が仰っしゃる、真我と繋がって(状況はどうであれ、肉体に囚われず)至福の心
で満たされる、という事なのかなぁ、と腑に落ちた感じです。今の肉体がどうであれ、私の真我は完全完璧円満健康、と先生が仰るのが響いて来ます」
「意味深いお言葉を頂き、誠にありがとうございます。やはり全てはひとつ、宇宙と繋がって、宇宙意識の中で生きてゆく。その道もたがわぬのですね。先生のお言葉で、より分かりやすく感じられます。そして、私が今歩んでいる道で良いのだ、と思える事は(現象面からすると) 本当に幸せなのだと思えます。明日、感謝して先生の気を受信しながら化学療法を受けます」
Hさんは、化学療法の副作用に苦しみました。そして、しばしばその苦しみを訴えてきました。そのような時、私は、Hさんへ以下のように返信しました。
「キリストもそうですが、苦しみや苦悩が強ければ強いほど、父と完全に一体となれたのです。
Hさんの体験している苦痛は、真我と一体となるための試金石とお考えください。気を送りますので、瞑想をして、心身をコントロールしてください。
宇宙に、神に、このような試練をお与えくださり、ありがとうございます、と感謝してください。そのように生きるHさんが、私には、神々しく見えます」
「先生のメールを見て、涙が止まりません。森の緑と溶け合って 美しい木漏れ日の景色を見せてくれました」
「心強い、深く温かいお言葉を、ありがとうございます。いつも、私の心に留め置きます」
またHさんは、瞑想を深めていきました。
「今、瞑想を終え、自己の肉体への想いは不思議な程、平坦平安です(今まで、数値何千と上がり症状現れると、身体にばかり気持ちが囚われて心がグラグラに揺れていましたから、ちょっとは進歩かも) 」
「新たな生命とは、先生がいつも仰っる宇宙 真我と心が繋がって、生かされている至福を感じる喜びなのですね。己の命と向き合ってはじめて、少し分かる感じがします。そう考えると、今回の事も意味深いのかも、と思えて来ます」
「苦しんでいる時、瞑想して初めて、光を見ました。すると、痛みが消えて楽になりました。初めての体験でした」
「瞬間、意識が少し転換されるのを感じました。肉体レベルで考えては誤ってしまいますね。魂が磨かれて、真我一体を目指す道を歩んでいるのですね。辛いと、意識がそれて、道を忘れかけてしまいます。 瞑想を続けて、宇宙に感謝します」
「 暫くお腹が重くてヨガ出来ていませんでしたが、今日DVD付けてみました。ポーズは半分位しか出来ませんでしたが、気功は座って、呼吸法も出来る範囲ですると、シャバーサナで、今まで何回かしか感じてなかった深いリラックスが出来て、半意識で身体の芯を感じながら30分も経ってました。気持ち良かったです。この感覚、これだ！と思いました。このリラックスを頻繁に、出来れば毎日感じていけたら、何か身体の中から変わる気がしました」
「お腹が重くても、怠くても、日々DVDをつけてみようと思います。気持ちも明るい方に向きますね」
