人生１００年、老いと死について考える 10
いよいよ息を引きとる間際になったら
あなたの呼吸は、だんだんゆっくりになって、わずかに吸った空気を、吸った分だけ細々と吐いて、すべての動きが止まります。
ホスピスなどで多くの人を看取った医師によると、亡くなる時はみんないい顔になるといいます。早い人で１～２分、長い人で１時間ほどで、人間的な何ともいえないいい顔、仏様のような顔になるそうです。「それはふるさとへ帰る安堵の表情」 に見えるといいます。
このようにして私たちの魂（意識）は、肉体を離れた後、量子真空のゼロ・ポイント・フィールドに還っていくのです。ゼロ・ポイント・フィールドは、魂が帰還する量子力学的な故郷、つまり霊界でもあるといえます。
以上のようなことを考えると、私があなたにお勧めするのは、あなたが死を迎えたら、宇宙の実家に帰る気持ちで、「ただいま」 といって、ほほ笑みながら宇宙へ静かに還って行けばいいのではないかと思います。
２０２４年１２月１１日 望月 勇